説明
1. 種の力=お米の品種「朝日」
当農園のお米の品種は、在来種の「朝日」という品種を栽培しています。天神自然農園にて研修中に食べた味に感動をして、種もみを譲っていただきました。
その種を毎年、自然栽培で自家採種してつないでいます。
在来種とは、特定の土地においてある期間育てられ続け、その土地の気候風土や環境に適応したもののことを指します。
「朝日」は、大粒で、適度な粘りと歯ごたえが持ち味です。
高アミノロースのため、あっさりとしているので、寿司やカレーに向いています。
また、酒米としても使用されます。
一番苦労するのは、草に負けずに稲を育てることです。
農薬も除草剤も使わないので、乗用除草機で草取りをしています。
米の力とその土地の力と水・空気で育てた「朝日」。
多くの農家さんが頭を悩ませている「ウンカ」という害虫の被害もなく、自信を持って育てているこだわりのこのお米は、環境保全にもつながる、健康にも良く体調も整います。
2. 土地の力 = 弥富の肥沃な大地
弥富は約40万年前の伊良尾(いらお)山の噴火でできた台地の豊かな土に恵まれています。
伊良尾山とは・・・
14キロ流れた溶岩流
阿武火山群の火山のひとつである伊良尾山は、周辺地域の人々の心のよりどころです。
伊良尾山は、約40万年前に噴火し、溶岩が約14kmも流れくだりました。その溶岩流は、「畳ヶ淵」や「龍鱗郷」などと呼ばれる様々な火山地形を作り出し、自然の造形美を私たちに与えてくれています。
萩観光協会公式サイトより https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100112
溶岩には豊富なミネラルが含まれていると言われています。ミネラルを豊富に含んだ土地の力で美味しく育つのです!
3. 水の力 = 伊良尾山から流れ出た水
弥富は約40万年前の伊良尾(いらお)山の噴火でできた台地の豊かな土、その地下水にも恵まれています。
当農園の自然栽培「森のおたから米」は、伊良尾山から流れ出た水で育ちます。
伊良尾山とは・・・
三段に分かれて流れ落ちる、落差約70mの道永の滝
阿武町伊良尾山麓の洞穴から湧き出る清流が70mの高方から三段に落下し、老樹の間に飛沫を散らす勇壮な滝です。
滝壺の傍らには洞穴があるが、陶晴賢の残党が山伏となりこの地にのがれ、大山祗神、四国石槌山波切不動明王をまつったと伝えられています。 阿武火山群の火山のひとつ、伊良尾山が火山活動をしていた頃、高さ1000m以上の噴煙柱とマグマのしぶきをあげる噴火をし、スコリア丘を作り、14kmに及ぶ長さの溶岩流を流しました。
伊良尾山が流した溶岩流の流路を龍にたとえ「龍が通った道」と名付けられています。
溶岩流は谷を埋め、肥沃な土壌と豊富な水を生み、名産の蕎麦や米など、地域の農業の発展の源でもあります。
萩観光協会公式サイトより https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100112
ミネラルを豊富に含んだ清流で育つため、当農園の自然栽培米は、水の力で美味しく育つのです!
4. 空気の力 = 萩市の山間
当農園の弥富は、山間部に位置し、一日の寒暖差も大きいため、おいしい米が育ちます。
その理由は・・・
お米は、太陽の光が注がれている日中にデンプンを生成して栄養を蓄えます。 そして気温が下がる夜の間に栄養や旨味成分をギュッと閉じ込めます。
そのため、昼夜の寒暖差が大きければ大きいほど、モチモチとした粘りや甘みのある美味しいお米が育つのです。